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2024.05.31

行政栄養士として働く卒業生

健康栄養学科19期生の石井杏奈です。令和5年3月に大学を卒業し、現在は行政栄養士として市役所で働いています。私が所属している健康づくり課では、主に成人健診や乳幼児健診を行っています。その他にも、地域の方と協働して様々な事業を行っています。管理栄養士としての仕事は大きく分けて3つです。1つ目は、地域住民への栄養指導です。健診受診者への指導であったり、乳幼児健診で離乳食の進みを確認したりしています。様々な世代の方が対象のため、日々勉強しながら対応しています。2つ目は、食生活改善のための講話です。保健師と地区に出向いて食事についてのお話をすることもあります。

この写真の時は、フレイル予防についてお話ししました。フレイルチェックをしたり、その日の食事を思い出してもらったりなど、一方的な話にならないよう心がけています。人前で話すことは、緊張しますが、参加者から「楽しかった」「気を付けてみる」などの言葉をいただくことがやりがいに繋がっています!その他にも、妊婦さんとそのパートナーの方を対象とするパパママ学級でバランスの良い食事についての講話、満5か月児を対象とした育児教室で離乳食の進め方の講話をしています。写真はパパママ学級での講話の様子です!

3つ目は、食生活改善推進委員の活動支援です。食生活改善推進委員は、地域の食生活改善に取り組んでいるボランティア団体で、地域の方からは「食推さん」と呼ばれています。私が働いている市の食推さんは、料理教室を開催したり、地区に出向いて食生活改善の講話や市の栄養士が考えた献立を紹介したりなどの活動をしています。私は、その活動の事務的なお手伝いをしたり、総会や研修会を年に1回開催したりしています。去年の研修会では、「SDGs×パッククッキング」をテーマに講話と調理実習を行いました。調理実習では、ピーマンの種まで丸ごと使った肉詰めをパッククッキングで作り、地区のサロンで紹介をしてもらいました。今年度の総会が先月終わり、今年度もしっかりと活動をサポートできるよう頑張っていきたいと思っています!

行政の栄養士は、乳幼児から高齢者、健康な方からそうでない方まで、様々な世代、状況の方の食の支援をしています。様々な知識が必要になるため大変ではありますが、その分やりがいも感じます。ぜひ、みなさんの進路の一つの候補としていただけると嬉しいです。

#卒業後の活躍