皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上です
いつも突然ですが、今回は全学科で同じテーマの記事を書く、という企画の第3回目になります。今回は1年生向けに開講されている授業の紹介です。
1年生の段階では、専門科目の授業数はそう多くはなく、時間割の多くは教養科目ですが、2年生になると、逆にほとんどが専門科目になります(卒業までに、教養科目と専門科目でそれぞれ定められた単位数を取得することが義務付けられています)。
専門科目は、いわゆる座学の授業である「講義」と、実験・実技等を行う「実習」の二種類に大きく分かれますが、本日は、1年生が最初に経験する実習科目となる「解剖生理学実習」について書きます。
この実習では、まず、自分の体組成や、体力の指標である最大酸素摂取量の測定等を通じて、自身の日常生活の食事や運動状態との関わりを理解します。
さらに動物実験なども交えて、肥満や糖尿病などの生活習慣病の発症について学びます。
その他にも、顕微鏡でヒト消化器官の組織切片を観察したり、水銀血圧計で自身の血圧を測定したりもします。
唾液アミラーゼによるデンプン分解、ペプシンによるタンパク質分解の実験もあります。
実習科目、ということは、ある項目の実験が終了したら、その結果をまとめて、期日までにレポートを作成・提出しなくてはなりません
「レポート作成」と聞くと、いかにも大学の授業らしい、という印象を受ける人もいるかもしれませんね。
管理栄養士には、人体の医学的知識が必ず求められますので、その意味でも重要な科目と言えます。
今回はこれにて。ごきげんよう