皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上です
今回も、すべての学科で同じテーマの記事を書く、という企画。
前回は1年生向けの授業について書きましたが、今回は2年生向けの授業についてです。
2年生になると、1年次に比べると一気に専門科目の授業数が増えます。様々な科目があるのですが・・・今回は調理学実習について書くことにします。
この実習は、前期では「調理学実習Ⅰ」、後期では「調理学実習Ⅱ」として開講されています。ただ調理するだけではなく、調理に必要な基礎的な技術を身に付け、使用する食材の特性を知り、盛り付けやテーブルマナー等も一緒に学習します。
毎年、時期によって調理する内容はおよそ決まっているのですが、実習Ⅰではまず、野菜の切り方や魚のおろし方に始まって、続いて日本料理を作ります。
日本料理と一言でいっても、炊き・焼き・揚げ等々、いろいろな料理法がありますので、何週かにわたって様々な日本料理を作ります。
日本料理の次は中華料理。ちょうどこのブログが公開される頃は、中華料理の時期でしょうか? この時期は暑いので、蒸したり揚げたりが多い中華料理は、少々大変かもしれませんね。
後期になると実習Ⅱに入り、専ら西洋料理を調理します。そしてこの実習の終盤には、行事食として、洋食代表のクリスマス料理や、和食代表のおせち料理等も作ります。
一年を通じて和・洋・中の調理をそれぞれ行い、さらに行事食の調理も経験することで、それら料理を食べる習慣のある国・地域における食生活とその背景についても学習します。また、献立を創意工夫する能力を獲得することも、この実習の目標の一つです
なお、調理は班単位で行われ、料理完成後は各班で喫食します。出来栄えはどうか? 味付けはどうか? 調理は効率的に行われたか?――等々、皆無事にクリア出来たでしょうか。
食べた後はもちろん、調理器具・食器の洗浄や後片付けを行います。
いかがでしたでしょうか? 毎週この実習の時間になると、廊下を良い匂いが漂ってきます。よりによって夕方の、空腹感が襲う時間帯に・・・。今回はこれにて