こんにちは 健康栄養学科3年の番場です
私たち教職(栄養教諭)履修コースの3年生は、2月3日に新潟市北区役所へ行き、給食食材生産者の方のお話を聴いてきました。これは、将来栄養教諭として学校給食で地場産物を使用するにあたり、生産者側の視点について知るためです。
当日は『JAあいちゃんのふれあい市』の会員の皆様やその他の北区生産者の皆様、北区JAの方、北区農業支援センターの方に集まっていただきました。
『JAあいちゃんのふれあい市』って何?って思う方もいらっしゃると思うので簡単に紹介します。
平成4年5月、女性20名で始めた農産物の直売所です。JA豊栄、新潟市北区農業支援センター、豊栄商工会等と協力しながら、消費者との信頼関係を常に意識し、野菜の対面販売等を実施しています。また、学校給食への地場産農産物活用にも積極的に協力しています。
JAふれあい市の方とその他の生産者の方は学校への食材の納品の方法が異なります。
ふれあい市の会員以外の生産者はJAまたはJAから八百屋さんを介して納品をしますが、ふれあい市の会員はJAから納品の指示を受けるとその学校まで自分たちで行って納品します。これは誰が生産したかがを児童生徒にわかってもらうためだそうです。
ふれあい市の会員の方に話を聴いたところ、野菜の土を落としたり虫がついてないか調べたりなど、給食に出すための手間がかかることや、大きさを均一にしなければならないなどの苦労があることを知りました。
学校に納品する苦労はまだほかにもたくさんあるのですが、「給食便りに『今日のじゃがいもは○○さんが作りました。』と書いてあると、励みになるし、家族の話題にもなってうれしい」という話も聴くことができました。
栄養士は生産者の気持ちを理解し、それを伝える努力をしなければいけないのだと感じました。私は、今まで子どもにばかり視点がいっていて生産者に向けることがなかったということに気付かされました。
今回、新潟市北区農業支援センターの方からこのような場を設けていただいて生産者の気持ちを考えながら地場産食材を使用するにはどうしたらよいか考えることができよかったです。
当日は雪がひどかったにもかかわらず、私たちのために話をしていただいて本当に感謝です 生産者の皆様、JAの方、場所を提供し私たちと生産者の仲介となっていただいた北区役所の担当者の皆様、ありがとうございました。
(新潟市北区農業支援センターの詳細についてはこちらです)