こんにちは、教員の山崎です。前回に引き続き北区農業委員会との連携事業「遊休農地再生利用事業」の一環で行われたサツマイモの植え付けについて報告します。
と、その前に、皆さんは日本の食料自給率をご存知ですか?
平成22年度の食料自給率はカロリーベースで39%、前年度より1%低下してしまいました。この主な要因として、国では『天候不順に伴うてん菜、小麦、いも類(ばれいしょ・かんしょ)の生産量の減少』を挙げています。
かんしょ(サツマイモ)は16万tの減少でした。耕作放棄地が解消され農地として利用されれば、日本の食料自給率向上につながります。
ということは、今回の事業は、学生や農家の方々、地域の方々にとってだけでなく、日本全体にとっても意義のある一石二鳥・・いや四鳥くらいの事業といえるかもしれません。
さて、「前置きが長い」と言われそうですので、そろそろ、植え付けの様子をお話します。当日は、天気にも恵まれ、1-4年生有志&教員数名の約60名の参加となりました。
こちらがサツマイモ畑。前もって作っていただいた畝は黒色のポリエチレンでマルチングされています。
場所は大学から徒歩15分のところで、畑からも大学が見えます。写真の向こうに見えるピンクの建物が新潟医療福祉大学です。
最初に北区農業委員会の方からご挨拶と諸注意。
皆、真剣に聞いています。
農業委員の方が植え付けのデモンストレーションをしてくださいました。棒を斜めに土にさして穴をあけ、苗を埋めて土をしっかり押さえて水やりをします。
学生も教えていただきながら、植え付け開始。穴を開ける係、苗を植える係、水やり係の3人1組になって作業しています。
皆、イキイキとしていますね 「自然に触れる」「自分たちで食べる物を自分たちでつくる」「他者と協同して取り組む」こんな活動が豊かな人間性を育みます。
水やりして、作業終了です。多くの学生が参加したため約1時間の作業でした。
終了後の挨拶。
植え付け作業はあっという間でしたが、この事業はまだ始まったばかり。これから、随時活動を報告していきたいと思います。サツマイモの成長の様子も載せますので、時々チェックしてくださいね。
では、今回は、この辺で