こんにちは。健康栄養学科3年の荒木です。
ロマリンダ大学1日目の午後からは、ロマリンダ大学の学生とともに、本研修の最大イベントである、50人分の調理実習を行いました。ロマリンダ大学の学生や教員の多くは、セブンズデー・アドベンチストという宗教の理念のもと、菜食主義の方が大勢いらっしゃいます。そのため、この調理実習では肉や魚を使わずに日本料理を作るという条件のもと、日本の春をテーマにしてメニューを考えました。
メニューはちらしずし、野菜のかき揚げ、白和え、筍の味噌汁、三色団子です。海外研修に行く前には、試作や話し合いを何度も行いました。また、ロマリンダ大学の学生に日本食を紹介し、作り方を伝えるために、レシピやお品書きも英語で作成するなど、たくさんの準備をしました。また、日本食ということで、日本から持参した食材もあれば、輸出入の関係や生鮮食品が必要なことから、アメリカに行ってから調達しなくてはならないものもあり、食材の調達も一仕事でした
では、これから調理実習の様子を紹介します(*^^*)
本番では、メニューごとに、両大学の学生が混ざった班に分かれ、日本食の調理の仕方を教えながら、一緒に作りました。言葉だけだと伝えるのが難しかったのですが、ジェスチャーも加えながら教えることで、お互いに理解しているか確認しながら調理を進めることができたかなと思います。
これはかき揚げ班の様子です。かき揚げには春菊、ニンジンなどを使いました。
かき揚げの作り方に興味津々です!
かき揚げには桜塩と抹茶塩も添えて、春らしさを取り入れました!
私はちらしずしのお米を担当しました。鍋の大きさなど、想像していたものと違ったため、初めは失敗しないか不安でしたが、試作での経験を活かして炊いた結果、見事にふっくらと炊きあがりました! 一緒に調理をしたロマリンダ大学の学生は、日本から持ってきたうちわの使い方に思わず「Wow!」と驚いていました(笑)。酢飯は量が多く、3~4人の学生が協力して一生懸命扇いで冷ましてくれました。私は、記念になればと思い、一緒にちらしずしを担当したロマリンダ大の学生に、こっそりとうちわをプレゼントしました。とっても喜んでもらえました。何気ないプレゼントがきっかけで、心の距離が一気に縮まった気がしました。
出来上がりはこんな感じです。飾り付けに、ニンジンを花型に型抜きをしたものをあしらったところ、「So cute!」と絶賛です!(^^)
こちらは筍の味噌汁班です。色合いもとってもきれいに仕上がりました!
こちらは白和え班です。白和えは味を決めるのが難しかったのですが、何度も味見をしながら作った結果、今までで1番美味しく出来ました!
こちらは三色団子班が作ったものです。雪、桜、新緑をイメージした三食の団子を可愛らしくカップに盛り付けました!
全ての料理が完成しました。
いざ、実食です!!!先輩の掛け声を合図に、私たちは全員日本語で「いただきます!」と声をそろえてから食べ始めました。
どれも美味しいと皆好評です!!特にロマリンダ大学の学生には、かき揚げが一番人気のようで、あっという間になくなりました(笑)。
食事を楽しみながら、仲良く記念撮影!
これは日本から持ってきた調理帽をプレゼントした様子です。ロマリンダ大の学生は普段調理をする際、帽子ではなく、黒いネットを被って調理をしているそうです。なかなかお似合いですね!
みんないい笑顔です!(^^
一緒に日本食を作ることを通じて、言葉は違っても、こんなに仲良くなれるんだと実感しました!
ここで出会えた最高の仲間に感謝です!!
皆の努力が実り、調理実習は大成功ですね!!
改めて、研修に参加できて良かったなと実感しています。
次回は感動の最終回です。お楽しみに!