ロシア・ハバロスクの極東医科大学から
2名の先生がご講演にいらっしゃいました(2018.2.22.)
ロシアの栄養士のお話しやティーンエージャーのやせのお話しも聞きましたので、
少しご紹介します
マリーナ・リザンギ教授(小児科部長)からは、
「ロシアの少子化対策」についてお話頂きました。
「ロシアの家族・子どもに対する社会福祉支援の対策」の一環として
「学校給食の負担」が挙げられたため質問をすると
「給食費の半分を国が負担している。
また、貧困家庭に対しては100%国家負担である。」
とのことでした。
さらに、給食の献立作成者については
「学校にそれぞれ栄養士と看護師がいて、
栄養士が10日間のメニュー(月間だと思われます)
をたて、それを保健省がチェックし了解が得られるとはじめて給食として
提供されるそうです。国がチェックしているのですね。
マリーナ リザンギ教授
また、スベトラーナ・コストロミーナ准教授からは
「学童児童(日本のティーンエイジャー)の健康に対する行動」
についてご発表がありました。
ハバロスクにおいても女子生徒は男子生徒よりも
「憂鬱・イライラする・神経が緊張している・頭痛がする」など
不定愁訴を訴えており、
日本と同様の傾向が認められました。
さらに、男子生徒の過体重・女子生徒の体型に対する歪みが問題となっていました。
スベトラーナ コストロミーナ准教授
最後に、リザンギ先生からの
「ロシアは日本のお隣さん。一緒に研究して行きましょう!」
とのお言葉で締めくくられました。
改めて、ロシアはお隣さんなのだと感じたご講演でした。