健康栄養学科の澁谷です。
私は大学教員であると同時に、
ボート競技の日本代表チームのスタッフであり、
ボート競技のコーチです
今日はコーチとしての活動について報告いたします
数年前から新潟県のボート、特に、高校生の指導を行っております。
場所は新潟県阿賀町津川という2009年の新潟国体の会場となった場所です。
2009年の新潟国体には長崎県チームの監督として参加しました。
指導対象は阿賀黎明高校と新潟南高校、新潟高校の指導がメインです。
12月末の合宿には新潟大学の1年生も参加してくれました。
私が指導していることは、1本1本フルプレッシャーで漕ぐ(全力で艇を押す)ことと、
それに必要な身体の使い方、艇との繋がり方です。
ボート競技はどこまでも細かいことを教えだしたらキリがありません
それらの技術をどんな風に教えるかというと、
大抵はモータボートの上でお茶を飲んでいるだけです。
外からみると「サボっている」と見えるでしょうが、
私はこの方法以外で成果を出したことがありませんので、
どんな批判があろうと「サボり」続けるよう努力しています
そして、選手が変わろうとした瞬間を捉え、
その時だけ声を掛けるように待ち続けます。
それでも、我慢できなくなって選手が変わろうとする前に話しかけてしまうと大抵失敗します。
この「待つ」という行為が本当に難しいのです
失敗と成功を繰り返しながら選手の成長を各指導者の先生方と共に見守り続けています。
少しずつですが成果が出始め、
2018年にはインターハイで4位に入る選手(辻選手・阿賀黎明高校)が出てきました
最初に指導に行った際に「あの選手、いいじゃないですか」
と指導者の先生に言った選手です。
指導者の先生と選手の絶え間ない努力により、大きく成長してくれました。
この選手は4月から関東の強豪チームへ入ります
数年後にはU23日本代表選手になってくれると信じています。
この選手も含め、2019年の3月に開催された
U19日本代表選考レースへの参加権を現段階(2019年1月)で3名の選手が獲得しています。
次々と「あの選手、素晴らしいですね」という選手が出てきてくれています。
年々、良い成果が出てくると思います
また大きな成果が出ましたら報告いたします