こんにちは、健康栄養学科教員の斎藤です。
3月の卒業式で、当大学学長(西澤正豊学長)の式辞
を拝聴し、『思考』の重要性、知的活動の基本について
考える機会を得たので、内容の一部分をお伝えします。
学長のお話は、
「読む、書く、話す、聞くという国語が、『思考』そのものに
深くかかわっている」という内容でした。
その背景として引用されたのが、以下のお二人の言葉です。
・藤原正彦氏(数学者)のエッセイ集:『祖国とは国語』
・マザー・テレサ(ノーベル平和賞受賞者)の名言:『思考は運命を変える』
では、『思考』とは、何でしょうか?
国語辞典によると、
~考えること、あれこれと頭を働かせること、周りの事態に応じて
課題を解決していく過程~ などと書かれています。
とすると、今後、人間とICTの新たな社会を築いていく中において、
人間にしかできないことは、『思考』ではないでしょうか。
式辞の中で学長は、思考の基本である語彙を増やすために最も大切なことは
古典から現代まで、先祖、先輩が育んできた「書物を読むこと!」と
締めくくられていました。