こんにちは。健康栄養学科教員の増田です
先日、新潟日報のこども向けコーナーの欄に、「代替肉」について取り上げられているのを目にしました。皆さんは、代替肉をご存知でしょうか? 代替=代わりになるという意味で、代替肉とは、お肉の代わりとなる食品のことを指します。
代替肉の代表的なものには、大豆ミートが挙げられます。大豆などの植物を原料にして、本物の肉の味や食感に近づけたものです。
最近、スーパー等でも、大豆ミートが取り扱われているのを目にすることが増えました。私も何種類か大豆ミートを買って食べてみましたが、想像以上にお肉の食感に近くて、驚きました
他にも、「培養肉」のように、例えば牛の筋肉の細胞を、人の手で増やして作る手段の開発も進んできているようです。
このような背景には、現在、飼われている家畜によって、温室効果ガスが大量に出ることが問題になっていること、また、今後、世界的に人口が増加していく一方で、いずれ畜産は追いつかなくなると見込まれていること等が挙げられています。
まして、無駄に動物の命を奪わないためにも、大切な取り組みだと思います。
皆さんも、未来の食事の選択肢の一つとして、代替肉を取り入れてみてはいかがでしょうか? 例えば、ファーストフード店でも大豆を使ったバーガーが売られていますが、出掛けた先では、ちょっぴり気分を変えて、試しに食べてみるのもいいかもしれません。
未来の子供達は、代替肉や培養肉は食べて知っているが、本物のお肉は食べたことがない、そんな人が出てくるかもしれませんね。