こんにちは。
教員の星野です。
3年生は前期中(4月~8月)に学内での学びをほとんど修得し、9月からは臨地実習に出かけています。
今回はその前期の実習である、給食経営管理実習Ⅱについてご紹介します。
3年生は昨年度に100食の大量調理を経験していますが、その際のメニューは各グループ1種類でした。
今回は、様々な給食施設を想定し、対象者に適した複数メニューの立案、調理、提供、評価を行いました。
まさに応用編です!
実習は4グループに分かれ、
企業の食堂、学校給食、高齢者施設給食、病院給食を別々に担当します。
それぞれの施設で対象者が異なり、メニューの種類も複数になり、食材料費も設定があります。
対象となる方に適していて、喜んでいただけて、かつ安全で美味しい、そして、食材料費も設定におさまっている、という点で学生は様々工夫を凝らしながらメニューを検討しました。
そして、出来上がったのが、こちらです!
企業の食堂:スマートミールの基準に沿うように検討しました。スマートミールの基準に合わせながら、かつ、対象者が元気のでる内容を試行錯誤しながら検討し、美味しいメニューが完成しました。
学校給食:中学年の量を基準に低学年~生徒まで展開し、提供量の変化を体感しました。オレンジゼリーは本物のオレンジの中にゼリー液を流しいれて作りました!
写真は一部となります。
高齢者施設給食:嚥下調整食分類のコードに沿うように検討しました。
増粘剤、ゲル化剤を使用しながらの調理は目標とするコードに近づけることが難しい点もありましたが、試作をしながら頑張って調理しました。臨地実習では介護施設でも学ぶ機会がありますので、学びを通してさらに精度を高めたいと思います。
病院給食:常食から軟菜食への展開を検討しました。消化に負担が無いよう配慮しながら展開し、それを実際に調理するということで、ほうれん草の葉先を使うなど工夫しながら計画・調理しました。
この他にも、食堂にいらした対象者の方が気持ちよく食事をしていただけるよう、想像しながら食環境を整えたり、ミニ栄養セミナーを行ったりと、学生は本当に一生懸命考えて取り組んでいました。
これらを基に今度は学外での実習で、気づきや学びを得て、さらに学んでくることになります!
臨地実習の様子はまたの機会にご紹介したいと思います❗