こんにちは!健康栄養学科の寺尾です。
今回は「臨床栄養学実習Ⅰ」の授業について紹介します。
本実習では、永井先生ご指導の下、様々な疾患の症例について、アセスメント、食事計画の立案、献立作成、調理までの一連の流れを学んでいます。
先日の授業では、口からの食事摂取が困難な方を対象とする「経管栄養補給法」を学ぶため、株式会社クリニコの管理栄養士、坂井さんより講義・演習をいただきました。坂井さんは当科の1期生として卒業された大先輩です!!病院や福祉施設等を訪問して各種栄養剤等の活用などを紹介されています。
今回は、胃ろう(手術で腹部に小さな穴を開け、チューブを通し、直接胃に栄養を注入する医療措置のこと)の方を対象とした栄養管理について学びました。
栄養剤により異なる栄養価、水分量、固さなどの違いや使用法、管理栄養士として必要となる知識について講義いただき、実際の栄養補給手順について演習しました。様々な種類やフレーバーの異なる栄養剤を実際にチューブに滴下し、手で絞ったりと、体験することでその特徴や使用時の留意点など、理解を深めることができました。
栄養剤の試飲もたくさんさせて頂きました。初めて試飲する方は、ドキドキしながら一口・・・?
私は、カフェオレ風味の栄養剤が想像以上に飲みやすく感じました。日々、企業努力により改善されている最新の商品を知ることができ、貴重な経験となりました。
今回の授業では、食事を口からとることが難しくなっても、対象者に配慮できることはたくさんあると改めて感じられた時間となったと思います。確かな知識と、目の前の方に寄り添う心をもつことの大切さを学びました。
頼もしく温かい管理栄養士を目指して、今後も皆さんと一緒に頑張れますと嬉しいです。