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2024.01.26

教えて大学院!

教員の澁谷です。先日、2024122日にオンラインで行った「教えて大学院!」についてお知らせいたします。このイベントは、新潟医療福祉大学大学院が主催し、大学院進学希望者向けの広報活動の一環で、毎月一回のペースで開催されています。

 今回の報告では、澁谷と大学院修士課程健康栄養学分野スポーツ栄養学コース1年の大山育代さんが大学院での活動を共有しました。内容は、スポーツ栄養学コースの紹介と、大山育代さんが昨年6月から9月までの3ヶ月間、アメリカ合衆国コロラド州ボールダー近郊で行われたMGCに参加した女子陸上選手への栄養サポートについてでした。

大山育代さんは、2023年に管理栄養士の資格を取得され、同時に本学大学院修士課程健康栄養学分野スポーツ栄養学コースに進学されました。大山さんが入学してから約1ヶ月後の2023年の5月に、僕が大山さんに「大学院の2年間でやってみたいことはありますか?」と質問をしました。大山さんからは2つの提案がありました。一つは「パリ・オリンピックに行きたい」、もう一つは「スポーツ選手の海外での合宿に帯同したい」というものでした。僕の研究室では、学部生や大学院生を問わず、オリンピックチームの海外合宿に参加する学生がいます。したがって、それは実現可能な課題でしたが、タイミングのよい機会の提供ができるかどうかわかりません。そんな中、僕の携帯電話が鳴りました。

その分野で第一人者とされる管理栄養士さんからの電話で、「陸上の実業団チームが3ヶ月間合宿をするんですが、そこに帯同できる人いませんか?」という問い合わせでした。僕が電話をしながら、大山さんの方を見て「あ、います、います」と二つ返事をして本人に意思を確認する旨を伝え、一旦電話を切りました。大山さんは即決で「行きます!」というので、電話をいただいた管理栄養士さんに折り返し、詳細な内容について尋ねたところアメリカのボールダーでのMGCに参加する女子選手へのサポートであることがわかりました。僕自身、海外遠征への帯同は何度も経験していますが、3ヶ月という長期間での帯同は経験がありません。大山さんにとっては、長期間ではありましたが、オリンピックにつながるエキサイティングな活動であったと思います。詳細についてはここでは語れませんが、大山さんの活動内容に興味を持たれた方やスポーツ栄養学コースに興味のある方は大学院事務局へお問い合わせいただければと思います。みなさんに新しい世界を紹介できるかもしれません。

#その他