こんにちは。
健康栄養学科教員の笹川です。
8月9日(水)午前、平成29年度教育実習(栄養教諭)の報告会が行われました
健康栄養学科では、栄養教諭志望の学生が履修する
教育実習の報告会を例年開催しています
教育実習(6月5日(月)~16日(金))に参加した6名の実習生が、
教育実習で学んだことについて報告を行いましたので、その様子をお伝えします
参加者は、実習先の指導者様、学長、健康栄養学科教員、
他学科教職員、健康栄養学科教職コースの学生でした。
~開会式 学長挨拶~
学長の開会のあいさつで始まりました。
学長はあいさつの中で「幼少のころからの食生活の大切さ」と
栄養教諭の食育とのつながりについて触れられていました。
~報告会Ⅰ部 学生の報告の様子~
実習生は、児童の実態や授業観察から、授業だけでなく
遊び方や児童同士のトラブルの解決方法からも児童が成長していることを
学ぶことができたようです。
授業を担当して学んだことでは、
児童の目線に立ち、児童がかかわりやすい活動や教材を準備し、
児童の発言を取り入れることの重要性が報告されました。
栄養教諭の講話や業務観察から、
食物アレルギーに対応するために
栄養教諭と教職員や家庭との連携の重要性を学んできていました。
また、食育の継続性、食育の環境作り、
家庭での食生活へのつながりの重要性について学んだことも報告されました。
最後に、栄養教諭の役割として大切なこと、
栄養教諭に必要な資質、今後の課題等について、
実習を通して実習生がそれぞれに考えたことについて発表していました。
~報告会Ⅰ部 指導者様コメント~
出席された実習先の指導者様から、
実習生の学びの様子や配属学級の児童との関係について心温まるコメントをいただきました。
~報告会Ⅰ部 実習生お礼の言葉~
実習生を代表して、実習中の指導に対するお礼を述べました。
~報告会Ⅰ部 閉会の言葉~
笹川が実習指導に対するお礼と今後の課題について述べました。
~報告会Ⅱ部 意見交換会~
Ⅱ部は、二手に分かれました。
一方は、実習に行った4年生と来年度以降実習に行く予定の3年生とが、
報告会を行った会場で意見交換会を行いました。
また、別会場では、実習先指導者様と本学教員との意見交換会が行われました。
~報告会を終了して~
教育実習(栄養教諭)では実習先のご指導のおかげで、
実習生は教諭としての児童の見方や指導方法、
教育職員としてのあり方をしっかり学ばせていただいたと思います。
その学びと昨年度までの管理栄養士としての学びを融合し、
栄養教諭としての役割や資質等について
実習生に報告させることができたことは、
教職担当教員としての役割の一端を果たせたかなと思います。
今回の実習では、上記に加えて、
実習生は養護教諭の業務観察を行わせていただきました。
食物アレルギー対応以外に、
養護教諭とどんな連携ができるかを考えるきっかけとするためです。
このことについても実習先で快く対応していただきました。
心より感謝し、今後の栄養教諭養成に活かしていきたいと思います。
最後に、これまでの学びを活かし、
栄養教諭として活躍してくれる人が、
一人でも多く誕生することを祈ります