こんにちは。教員の鈴木です
昨年度、三条保健所と連携して、当学科3年生7人が、働く世代を対象にした「昼食(サラ飯)充実プロジェクト」に参加しました。
三条保健所管内は、新潟県の中でも脳卒中死亡率が高く、高血圧者も多いことから、食生活では食塩摂取量が多い、野菜摂取量が少ないことが問題になっていました。
そこで、働く世代でも満足できる健康応援弁当を提案する課題に取り組みました。
・7月 打合せ、献立作成
・8月 弁当試作
・10~11月 配達弁当業者による弁当販売と意見交換会
・2月 プロジェクト検討会
一連の取り組みは10月の臨地実習と関連づけながら実施しており、通常5日間の実習を半年かけて体験させていただいたことになります。参加した学生から次のような感想があげられました。
・献立作成では、必要なエネルギーや栄養素の他、旬のもの、大量調理向け、予算などの条件があり、何度も献立を検討し直しましたが、自分たちの考えた献立が商品化され、「おいしかったよ」と喜んでいただき、とてもやりがいを感じました。
・検討会では、市や保健所の管理栄養士やお弁当業者、栄養士会、食推さんなど様々な立場の方から、お弁当の内容や宣伝方法、健康情報の内容など、私たちまでワクワクするような、柔軟な発想を聞くことができました。
・私たちもYouTubeやインスタを活用した健康情報の発信を提案しました。
・地域活動への参加は達成感もあり、ぜひ後輩にも積極的に参加して欲しいです。
大学ではこのように学外に出て、地域関係者と連携する事業が多くあります。機会があれば、是非参加してみてください
最後になりますが、コロナ禍にも関わらず、このような貴重な機会をご提案いただいた三条保健所の管理栄養士の先生方に心から感謝申し上げます。