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2022.03.11

和食について(その2)

こんにちは。健康栄養学科教員の遠藤です。

皆さんは ”Cool Japan” をご存知ですよね。
CJではたびたび日本食の魅力が紹介されており、出場(演?)している、外国人の中には、日本食オタクまで現れております。
だから君たち日本人よ、日本食へのこだわりや「舌」はないの?と言った場合に、本学への希望者が減ると、このブログは逆効果になるわけですね(笑)?

日本では昔から「身土不二」、つまりその土地から産出する食物によって、身体はできているわけで、中国では「医食同源」と言います。
逆に言うと、度重なる米飢饉を生き抜いた「飢餓遺伝子」保有者が、選択されてきたという説があります。

しかし、この遺伝子は「飽食の時代」では逆効果なのです。アメリカ合衆国では、居住地で何不自由ない生活を保証されたインディアン(ネイティブ・アメリカン)は、狩りをする必要もなく、80%も糖尿病を発症するそうです。
日本人も同じ遺伝子を持ち、肥満も大問題です。

では外国人はどうして、日本食の良さが分かるのか? つまり馴染んだ理由は、「アミノ酸」の旨味に気付いたからです。
煮凝りは西洋でも高級料理であり、もともと味わう「舌」を有していた外国人は、CJでも”Cool”を連発することになります。

それなのに、近頃の若者の魚離れは深刻です。味は3歳までに確立すると言われており、若い母親が魚嫌いであれば、日本の食料自給率は、これからますます低下するでしょう。
「魚を食べると~」の歌も聞かれなくなりました?

#その他