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2022.03.21

卒業研究の紹介

こんにちは❗ 教員の岩森です。3月といえば卒業シーズンですね。4年生の皆さん、おめでとう❗
そんなことを思いながら、ブログ原稿を前にすると、ゼミ生とのやりとりを思い出しました。
そこで、今回は、卒業研究をご紹介したいと思います。

卒業研究の紹介と言っても、研究テーマや研究内容ではなくて、卒業研究を進めていくときの教員(私)とゼミ生(今年度は4人)の過ごし方をお話しします。

最初は遠慮がちです。普段はあんなに元気な子も大人しいです。そんなゼミ生にいきなり言い放ちます。
「勉強会をしましょうねー、〇〇日までに論文(今年はメキシコとオランダとオーストラリアの研究者が執筆された論文3報でした!)を読んで、発表しましょう。」

ゼミ生のテンション?直接聞いてはいないですけど、それはもう低いです(笑)。それはそうです、白衣持参していて実験する気満々でしたもの。
でも、ゼミ生は勉強会後に明らかに変わります❗ どんなところかと言うと、

・どこが分からなかったのか具体的に説明できる

いきなり何か読んでも、分からないところがあって当然ですよね。私もそうです❗ そこはOKです❗
なので、卒業研究の最初に私とゼミ生の間で大事なのは「具体的に説明し合う」だと思っています。

勉強会の後は予備実験をします。初めての機器や手法なので、私が全てコーディネートします。みんな説明を聞きながら、ウンウンと頷いてメモメモしています。そんなゼミ生に帰り際、私がまた余計な一言を言い放ちます。
「今日やったことワードかパワポにまとめてねー、あ、今日中にね♪」
ゼミ生のテンションを再び下げてしまいましたが、失敗したところや、終わらなかったこともありのままに書いていくだけなので、15分ほどで終わります。

・忘れないうちに記録しておく

この作業しておくと、ズバリ「今後の時間短縮」になって、お互いに助かります。

その後、研究計画書を作成します。今回、余計な一言は無しですね(笑)上で紹介したキーワードの繰り返しです。

・やってみたいことのために、やることを具体的に書ける
・研究の時間配分が分かり、自分達で予定を組める

卒業研究紹介は以上です❗ ん?まだ何も研究していないように見えますか?
でも、実は卒業研究の少なくとも半分は達成していると思っています。
現に今年のゼミ生も、この後は就職活動や国試勉強などの予定を睨めっこしながら自分達でやってくれました❗

どんどん私の出番は減っていき、学生が実験中、私は隅に追いやられます・・その分、研究以外の相談(就職のこと、国家試験のこと、普段のことなどなど)が増えて、たくさんコミュニケーションをとることができました。
毎年ですが本当に貴重な時間です!ブログに向けて卒業研究の写真も探したのですが、本当に研究っぽいのはないです。研究と関係ない写真しかなかったです(笑)

毎年、卒業研究は不安よりも楽しみが大きいです❗ これから、大学進学する方も卒業研究は大変なことも含めて楽しんで欲しい❗と思っています。
最後に、今年のゼミ生にはこの場を借りて「楽しくも充実した時間に感謝」いたします。

それではまた❗

#卒業研究