Twitter Facebook
2022.10.14

論文に関する習慣

健康栄養学科教員の澁谷です。

学生の頃、僕は卒業研究をするためにある研究室に所属していました。当時の指導教官もある分野の世界的権威でしたが、ある日、更に有名な世界的権威がやってきて僕に言った言葉があります。

 

「君がもし研究者になりたいなら、1日に1本は“必ず”英語の論文を読みなさい」

 

その日から僕は、毎日、論文を最低1本は読んできました(最近は休みの日は読んでいません)。読み始めた頃は1日に1本読むのは大変なことでしたが、今では、なにかの記事に目を通すぐらいの感覚で読むことができます。

 

もう一つ、僕が大学院生の頃、ある有名な先生のことについて僕の指導教官が

「あの先生は論文をすべて手書きで書き写して論文の書き方や英語を学んでいた」

と言いました。その日から、僕は英語の論文を書き写すことを続けています。最近は、あとで利用することも考え、手書きではなくパソコンに打ち込んでいます。

 

論文に関して、もう一つ。

京都大学の研究者が面白い論文を発表しました。

飼い猫が自分の飼い主の名前と顔をリンクさせることができるという論文です(Scientific Reports, 2022, 12;6155)。この論文は巷でも話題になったので別ですが、毎日のように、面白そうな論文を見つけて読んでいれば、そういった論文にも出会えます。

 

ちなみに、このブログを書いている「今日」は、Theories of consciousnessというタイトルの論文(https://doi.org/10.1038/s41583-022-00587-4)を読みました。

#その他