Twitter Facebook
2016.09.09

米ふれあいスクール

皆さんこんにちは。

9月1日、1年生6名と2年生3名+教員1名で、新潟県大学校で開催された「米ふれあいスクール」に参加しました。

これはJA新潟中央会の主催で、稲刈りと米粉を使ったパン作り、そして新潟県の農業について講義を受けるという体験あり、講義ありの充実した内容です。

当日は朝からお日様がまぶしい良いお天気で、絶好の稲刈り日和となりました。

挨拶のあと、早速稲刈り体験です。

Dsc07214_r稲刈り体験の前に、やり方を説明していただきました。

Dsc07231_r農業大学校の方から教わりながらの稲刈り作業でした。

 

農業大学校の1年生の皆さんから教わりながら、稲刈りを行いました。私たちは、『新潟次郎』という品種の米を収穫させていただきました。

稲を根元から一株ずつ鎌で刈っていきます。鎌でざくっと刈るのはなかなか快感でした。大体10株まとめて藁でくくります。稲をそろえるのは結構難しく、力も必要です。

そのあとは、米を干すために、ビニールハウスに運び、「はさ」掛けをしました。先ほど藁でくくった稲の半分くらいのところに分け目を入れて、「はさ」にひっかけていきます。

Dsc07241_r暑いハウスの中で稲の「はさ」掛け作業をおこないました。

ハウスの中は、窓が全開でしたが、とても暑く、ハウスから出たら、暑いはずの外が、心地よく感じられるほどでした。今は機械で刈り取り、そのまま乾燥まで機械化されていますが、昔の人はこうやって、一株一株大切に収穫したんだなということが、実感されました。

お昼には、イッペコートのお弁当を出していただきました。

鶏の黒酢あんかけ、地元産のズッキーニや豚肉を使ったチャンプルー、味噌まで地元産の茄子の田楽、糸南瓜の酢の物、もちろんご飯はコシヒカリ(しかも東蒲幻米)など、地元の食材をふんだんに使ったお弁当、本当においしかったです。

午後には、農業大学校の先生のご指導のもと、米粉を使ったあんパンとミルクパンを作りました。グルテンを配合した米粉100%の粉に、砂糖やイーストなどを配合し、専用の機械でこねます。機械の威力はすごい! 手でこねると30分から1時間かかるところを、5分足らずでこねてしまいました。

Dsc07250_r米粉を使ったパンについて材料の特徴や作り方の説明を受けました。

 

ここからは成形です。皆、思い思いの形に成形をして、楽しんでいました。

Dsc07263_r生地を、1個分ずつに切り分けていきます。

Dsc07265_r各自で好きな形に成形するのは楽しい作業でした。思い切ってさまざまな形にしてみました。

その後、新潟県の農業について、R10プロジェクト、日本の食糧自給率についてなど、農業や食料に関する講義を受けました。日本の自給率はカロリーベースで39%と、先進国の中では最低レベルであること、農業従事者の高齢化(2/3は65歳以上!)、米の消費がどんどん減って、昭和35年のほぼ半分になっていること、など、様々な問題があります。その中で、コメの消費量を上げようという、R10プロジェクトが進んでいます。これは、現在の小麦粉消費量の10%以上を米粉に置き換えようというものです。現在、米粉パン、米粉ケーキ、天ぷら粉など、米粉の特徴を生かした食品がたくさん開発されており、いろいろな店で販売されています。

Dsc07208_r各種作業の後は、農業や食料についての講義を受けました。

 

最後に、焼けた米粉パンを受け取って味見をし、残りは全部、お土産としていただきました。

焼きたての米粉パンは、食感はパンなのにご飯の味、香ばしくて、とてもおいしかったです(*^^*)。「あんパンは、小麦粉で作った生地よりも、米粉のほうが、あんとよく合う」とおいしそうにいただいている学生もいました。

 

貴重な経験をさせていただいた、JA新潟中央会の皆様、農業大学校の教員、学生の皆様、大変ありがとうございました。

 

#課外活動