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2022.06.01

グラスゴー大学留学の思い出 その3

さて、健康栄養学科のブログなので、最後は少し食べ物の話をしましょう。と言っても、健康的な食べ物かどうかは別と言うことでお願いします。

 

まずはフィッシュ・アンド・チップスでしょうか。魚のフライとフライドポテト(chip)。不味いイギリス料理の代表として悪名高いのがこの料理ではないでしょうか?確かにロンドンなどで観光客相手に作り置きしてあるものは美味しくないのかもしれません。ですが、美味しいものを提供してくれるちゃんとしたお店もいくつもあります。ひとくちにフィッシュ・アンド・チップスと言ってもお店によって全然違います。特に衣(バター)はお店によって全然違って、日本でよく見る魚のフライのようなパン粉系のところもあれば、まるで天ぷらのような衣のところもあります。魚も鱈が基本ですがバリエーションもあります。スコットランドには、スコットランドで1番(=世界で1番)美味しいフィッシュ・アンド・チップス屋さんというお店が複数あります(笑)

その1つが”Anstruther Fish Bar”です。グラスゴーから100キロ以上離れていましたが、何度も行ってしまいました。エジンバラの北、ゴルフの聖地セント・アンドリュースの近くにあります。塩とモルト・ビネガーをかけていただくのがあちらのスタイルです。
 

次にチップ・ロールのお話をしたいと思います。これは、フライドポテトをホットドッグのソーセージのようにバン(ズ)に挟んだ食べ物です。炭水化物オン炭水化物です。初めて見た時は衝撃を受けました。ですが、よくよく考えてみると日本の焼そばパンもコロッケパンも似たようなものかもしれませんね。向こうでは子供たちのお昼ご飯などで人気のメニューでした。私は結局食べずじまいでした。

 

続いてジャケット・ポテトですが、ジャガイモを皮ごと焼いたものをそう呼んでいると思います。私がよく行ったお店では、両手に一杯くらいの大きなジャガイモに好きなトッピング(フィリング)を選んでオーダーします。私はチーズが好きなので、よくチーズを選びましたが、大きなアツアツのポテトにポテトが見えなくなるくらいチーズをかけてくれました。カロリーを計算したら一体どれくらいになったのか、考えないようにしています。

 

ショートブレッドは、日本でもお馴染みのお菓子ですが、スコットランドの伝統的なお菓子って、ご存知でしたか?私、大好きです。日本ではWalkersの商品が、普通にスーパーなどれも売られていますね。一度お土産に買って帰ってえらい目にあいました。スコットランドでは、他にも色々なメーカーやお店の自社ブランドなんかもありました。それが分かってからは、お土産はそちらにしました。

 

色々書きだすときりがありませんが、最後にハギスの話をしたいと思います。ハギスは、代表的なスコットランドの伝統料理です(イングランド発祥という説もあるようですが)。羊の胃袋に他の内臓のミンチを入れ、蒸した詰め物料理です。ここに書いただけでもなかなかのインパクトだと思います。さらに実際に見ると、しっかり内臓の形が確認でき、正直食べたいとは思いませんでした。食べ方ですが、パースニップやターニップをマッシュしたものを添えていただきます。マッシュポテトを混ぜたり、それで代用したりもあるようです。先に書いた通り、見てしまうとなかなか食べるのに勇気がいりました。でも、口に含んでしまうと味はとても美味しかったです。最近はベジタリアン・ハギスという、ちょっと意味が分からないものもあり、見た目はダメだけど味は好きという私のような人には、こっちがいいですね。

 

まだまだ話は尽きませんが、長くなってしまったのでこの辺りで終わりにしたいと思います。気が付けば、研究のことは何も書いていませんね(笑)

ちょっと郊外に行けば、羊がのんびりと草をはんでいる光景が広がり、なんとも癒されます。

皆さんも機会があれば、是非スコットランドに行ってみてください。

#その他